一月一善

一月一記事を目標にSAPに関することを書きます!※このBlogは個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません

教えてSAC(SAP Analytics Cloud)

先日行われた『SAPなんでもライトニングトーク祭』で諸々の事情で資料を公開できなかったため、当記事で補完したいと思います。


techplay.jp


Q1.SACってなんなの?

A1.SAP社の最新BIツールです!

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※出典:SAP(以下QA2,3の画像も同様です)

特徴としては従来のBI(分析)機能だけでなく、Planning(計画)、Predictive(予測)の機能を使えるというところです。

Q2.SACのデータ構成を教えて

A2.下図をご覧ください!

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SAC上にモデルを作成し、DB、Excel...と言ったデータソースからデータを取得します。
モデルを参照し、ページ、ストーリー、デジタルボードルームを作成します。
Excelでいえば、ページ=シート、ストーリー=ブックと理解しています。
デジタルボードルームはSAP NOWなどでも見たことがある方もいると思いますが、
複数のディスプレイを組み合わせて、複数のストーリーを同時に見ることができます。

Q3.データ接続について詳しく教えて

A3.2種類の接続方式があります!

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SACには以下の2種類のデータ接続方式があります。
※ちょっと上記の資料は古いかもしれません。

・データ取得(インポート接続)
 ⇒SAC上にデータを複製する方式です。ローカルファイルやConcurなどのCloud製品はこちらになります。
  手動もしくはジョブでのアップロードになります。
・オンラインアクセス(ライブデータ接続)
 ⇒名前の通り、リアルタイム(都度)のDBにアクセスします。基本的にHANA前提です。

Q4.SaaSなのにコーディングできるって本当!

A4.本当なんです!

19Y2Qのアップデートで「アナリティクスアプリケーション」がリリースできました、JavaScriptベースの独自言語でコーディングできます。
まだまだ自分は検証ができていない部分が多いですが、標準よりもリッチなレイアウトに拡張したりAPIを介して他のアプリとの連携ができるようです。

最後に

LTでの内容と若干異なる部分もあるかと思いますが、大体こんな感じだったかと。
LT祭のあと色々勉強して、振り返ってみると浅い内容だな~(笑)と思いますが。。。
色々試してみたいこともあるので、夏休みを使ってできればいいなと思ってます。
また、8月からはSACを導入するプロジェクトにアサインされるので楽しみです。